県や市町村の公共工事を受注するためには、鳥取県が行う経営事項審査を受けておかなければなりません。
公共工事はコンスタントに発注され、受注できれば書類などは煩雑ですが、高い諸経費率を見てもらえますので、安定した経営が期待できます。
「いつかは公共工事も受注したい」とお考えであれば、早めに経営事項審査を受けておく必要があります。
「今度のあの工事を取りたいから経審を受けたい」といっても、すぐには受けられないのです。
経営事項審査から入札までの手順をザックリと説明します。(鳥取県基準)
審査を受ける工種数で異なります。
1業種…11,000円
2業種…13,500円
3業種…16,000円
その他、納税証明書等の発行手数料が必要です。
審査機関がWeb上で公表しています。
公共工事に直接関わる以上、国民に公開されるという趣旨です。
入札参加の申請をする県や市長村役場がWeb上で公表しています。
ただし、土木、建築、管、電気、舗装など格付工種以外の工種は等級が付されません。
自社の経営判断となるかと思います。
例えば、「C級工事は件数が多いがB級工事は件数が少ない」との考えの一方で「B級工事は請負金額が格段に高い」との考え方もあり、どちらが良いとは一概に言えないでしょう。
当事務所では、継続管理の優位性を追求し、月額固定でのコストダウンを提案しています。
例えば、年間コストは下図のように12万円と23万円で、11万円のコストダウン、更新申請まで視野に入れた5年スパンでは、60万円と103万円で、43万円のコストダウンとなります。
経営事項審査の業務は、賃金管理や社会保険と関連が深いため、給与計算等と合わせた契約が圧倒的に多いです。
なお、金額は、従業員数等により異なります。
また、建設業法務のみであれば、月額10,000〜15,000円(概ね10,000円)です。
評点シミュレーションシステムを導入していますので、お客様の望む優先順位で、審査書類を作成できます。
例えば、土木工事より鋼構造工事の受注を目指すときは、遠慮なく申し付けください。
工事の詳細をヒアリングして、問題ないと判断されれば、代理も可能かと思います。
この場合、会社側の出席は不要です。
建設業に関するお役立ち資料をアップしました。
ご自由にダウンロードしてお使いください。
経営事項審査の会場では工事経歴を厳しく見られます。
そして、審査直前に徹夜作業で何とか工事経歴書が仕上ることも多いと実感しております。
当事務所では、お客様の声を参考に、簡易で経済的な工事経歴の管理システムの開発に携わりました。
この導入で、経審前の徹夜作業もなくなるでしょう。
システムの導入は、制作会社との個別契約となります。
現在ご契約中のお客様に、メッセージを頂きました(^^♪
この経営事項審査サービスのおかげで、審査直前にバタバタすることがなくなりました。
工事以外のことは、すべて安心して任せられるので助かります。
審査会場では、決算書や社会保険のことをよく聞かれて答えられないでいたのですが、その心配も解消されました。